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眺月幻想
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陳昇『這些人那些人』

陳昇--這些人那些人
前作『魚説』もお気に入りでしたが、こちらはより完成度の高い、現時点での最高ではないかと思える内容。全体の曲構成も楽曲自身も、アルバムのデザインもマスタリングもと~っても良いなぁ…と思います。また、アルバム自身が陳昇手書きのエッセイを収録したブックレットの中に納められており、まるで曲付きのエッセイ集のような体裁。

このアルバムを通し、『聴く人の耳にフックをかける』ようなリズムの掛け外し(変拍子ではなく演奏の間違いでもなく、スリップ・ビート)が出てきます。ジャズ的な内容ではなく、ごく普通のPOP音楽の中に突然出てくると結構ビックリしますね。

どの曲も好きだけど、4曲目「告訴[女馬][女馬]」で何故か泣きたくなります。一度目に聴いた時も、4度目も5度目も…詞は極度に切ないとかじゃないんだけど…何なんでしょう?きっと、緊張感とゆるみが絶妙のバランスで配置されているからかな。そして11曲目「變」。台湾の美声歌手梁弘志(AKI)との合唱です。陳昇特有の「とても親密な感覚なのに」スケール感のある曲調で聴きごたえがあります。

それから、私も大好きなチャールズ・ブコウスキーの名前が出てくるとは…ビックリ。予想もしていませんでした。確かに、陳昇が読んでいても不思議ではない作風ですが「やっぱり読んでたのね、きっとお友達も読んでみろって言うよね」と思いました(笑)。

(その後見つけた、陳昇によるチャールズ・ブコウスキー本が台湾で翻訳発売された時の推薦文。)
http://www.booklife.com.tw/bukowski/bukow-bobby.asp

しかもこの曲、協奏曲(コンツェルト)と名付けておきながらラップ並みの早口の畳み掛け…で、MVもある。てか、これって…ものすっごい文字数なんですけど…これをカラオケで歌えってか??…よっしゃぁ、意味も全部取って挑戦してあげようじゃないの!と思った私(笑)。出来るかはともかくとして、エラく挑戦のし甲斐があります。

でも、コーラスに素人を使うのは…出来るなら止めて欲しいなぁ。最近の陳昇のステージを観てると、その狙い目は分からなくないし、いつもアルバム内容に緩急を付ける方なのは知っていますが…。こんなに完成度の高いアルバムに、こんな風に歌心のない、不明瞭に加工しないと使えないコーラスを入れるのは、正直、せっかくの良いサウンドが残念だなぁと思いました。
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